クリーニング店経営のヒント

経営・分析
クリーニング店の繁忙期と閑散期とは?

クリーニング店はいつでもコンスタントにお客様が来店されているように見えますが、季節による売上の違いはあるのでしょうか?クリーニング店の繁忙期は、何と言っても春です。冬物のコートをしまう季節の3月末頃から、特にゴールデンウィーク期間の4月下旬から5月上旬頃は、1年の内で最も忙しく、各店共に人手が足りなくて悲鳴を上げています。この繁忙期には大型店になると、1日の売上が100万円を超えるということも珍しくありません。連休が明けると少し落ち着きますが、それでも6月中旬までは60万円、70万円と売上げる日が続きます。夏物に衣替えをする6月中旬頃までと年末が忙しい時期となります。一方、クリーニング店の閑散期は、6月頃から真夏までです。以前はこの時期でも企業で働くお父さんたちはワイシャツにネクタイを締め、スーツを着て出社していましたが、クールビズの普及により、チノパンとカジュアルシャツで出社する方が多くなり、クリーニング店は閑古鳥が鳴くようになってしまいました。大型店であっても、1日の売上が20万円から30万円程度と、繁忙期の1/3~1/5まで落ち込んでしまうこともざらにあります。

売上アップはあきらめざるを得ないのか?

このような閑散期に、「夏場に売上が下がるのは業界の宿命だし、季節要因だから仕方がない」と諦めてはいませんか?閑散期に売上を伸ばす対処方法は、存在します。それは費用をかけて広告を出すことなどではなく、お客様データを1組1組しっかりと分析して、個別にアプローチをかけていくことです。例えば、田中さんというお客様は、昨年までは5年間に渡り、3月末のコート仕舞いの季節に、ダウンジャケットとロングコートを3着ずつクリーニングに出してくださっていたのに、今年はお持ちいただけなかったとしましょう。お客様がクリーニングを出されていないのは、確固たる意志を持っているというよりは、「なんとなく出しそびれていたため」ということがほとんどですので、ここは思い切って、「真夏の冬物クリーニングキャンペーン」と題して、冬物を出してもらえれば○%引き、というクーポンを発行してお渡しするようにしてください。クローゼットに眠っている、この季節には着ないダウンジャケットが割引でクリーニングできるクーポンをお渡しすることで、「そう言われてみれば今年はクリーニングに出し忘れていたけれど、割引になるのならついでに出しておくか」とお客様が持ち込んでくださる可能性が高いのです。

もちろん、全てのお客様に対して「真夏の冬物クリーニングキャンペーン」のチラシを送ることも可能ですが、その場合でも、あえて「暇な時期だからこそできる」個別のお客様に向けた直筆のメッセージをハガキなどに書いてみてください。「昨年までクリーニングに出していただいていた紺色のダウンジャケット、今年は出し忘れではないですか?」という感じのメッセージです。

その他のお客様データも個別に分析することで、「鈴木さんは息子さんの学生服を3ヶ月に1回程度の頻度でクリーニングに出してくださっていたのに、ここ半年は出していただいていないな。『青春の匂いはドライクリーニング+水洗いでスッキリ!今ならダブルクリーニングが○%オフです!』というチラシを出して集客してみよう」などの視点が見つかったりします。

クリーニング店の競合だけでなく、お客様の財布を狙っているお店は、「色々な販促と仕掛け」をお客様に対して行っています。ぜひ我々も負けないように、「お客様個々の情報をしっかりと分析をして、個別のご提案をする」ことを通じてクリーニング店の閑散期を乗り切っていきましょう。十把一絡げの傾向分析ではなく、1組1組の「個客」のご利用状況分析を行っていくことが重要と言えます。

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