クリーニング店経営のヒント

販促・キャンペーン
クリーニング店が「家計のリストラ対象」にならないためのキャンペーンとは

近隣の法人を開拓する

総務省の「家計調査年報(平成25年2月公表)」によると、洗濯代の1世帯あたり年間支出額(2人以上の世帯)は、平成15年の9,958円から、平成24年には7,372円と、約25%、2,500円も減ってしまっています。
かつて月間830円クリーニングに出してくれていたお客様が、10年後には月間614円しか使ってくれなくなった、ということになります。平均額だけを見るとご主人のワイシャツだけでも、1ヶ月に3枚しか洗えない計算になりますね。
もちろん、洗濯機や洗濯洗剤の高機能化により、「クリーニングに出さなくても自宅で洗える」という方が増えたことは事実でしょうが、クリーニング店の競合である飲食店やアパレルショップがあの手この手で販促活動を行っているのに、クリーニング業界は店舗でお客様を待っているだけだった、という待ちの姿勢が、お客様のクリーニング店離れを引き起こしているものと思われます。

競合は近隣クリーニング店ではない

先ほど「競合」を飲食店やアパレルショップと書きました。クリーニング店の経営者から競合についてお話しお聞きすると、「駅の南側にできた○○店」「2キロ先のショッピングモールにできた大型店」のように他のクリーニング店を競合として意識していらっしゃることが多いと言えます。が、実は、クリーニング店の競合は、お客様が財布を開く全ての店舗・サービスなのです。
大型連休でお金を使ってしまい、今月は家計がピンチだから、ワイシャツはクリーニングに出すのではなく、頑張って自宅で洗おう。先週学生時代の仲間と久しぶりにあって3件も飲み屋をハシゴしてしまったから、今月は財布が薄いな。ついカワイイワンピースに一目ぼれしちゃって・・・など、お客様があらゆる場面で財布を開き、お金を払っている中で、「クリーニング店に支払うお金」の優先順位が下がってしまっているということに気がつかれていますでしょうか?
乏しい財布の残額から、何にいくらくらい使おうか、ということをお客様が計算されている時に、「節約するとしたらクリーニング代かな」とリストラ対象とされてしまっているのです。

どうしたらリストラ対象にならなくて済むのか?

どうしたらリストラ対象にならなくて済むのか? 「そんなことを言っても、お客様が連休で出かけることも、飲み屋に行くこともクリーニング店側ではコントロールができないよ」という声が聞こえてきました。もちろん、コントロールはできません。
ただ、お客様の心理の逆をつけば良いのです。
お客様の本心は「自宅でワイシャツを洗うのではなく、できればクリーニングに出してパリッとしたものをパパに着せてあげたいな。私もラクしたいし」「でも、今月はお金がピンチだから我慢ガマン」と考えられています。
その、我慢ガマンと考えられているお客様のところに、

「期間限定100セット限り!ワイシャツクリーニング22枚回数券が、今なら3,000円。早い者勝ちです!パパのワイシャツ1ヶ月分を当店にお任せください。連休の疲れ回復はクリーニング屋にどうぞ♪」

というチラシが入ってきたら、どう思われるでしょうか?「3,000円でワイシャツを1ヶ月分洗わなくて良いなら、回数券買っちゃおうかな~」と奥様の心が動くはずです。お得にクリーニングに出せて、自分も楽が出来るのならば、お客様は興味を持ってくださるのです。 もちろん、回数券を使われることで客単価と粗利率・額は下がってしまいますが、このような仕掛けをしなければリストラされてしまうことを考えるならば、十分「アリ」な施策と言えるでしょう。

このチラシ以外でも、「クリーニング代がかかるのは別にしょうがないけど、出したり引取りに行ったりするのが面倒」というお客様の本心を汲んで、「クリーニング回収・お届け無料サービス券」をチラシにしてポスティングする、なども有効です。「ブラウス1枚、ネクタイ1本のみでも結構です」と、あえて利用ハードルをこちらから下げていくことで、お客様の「1枚だけでも良いなら出してみようかな」という心を引き出すのです。

ハンバーガー半額券を駅前でもらい、それだけを買うつもりで店に行ったら、ついポテトやジュースも頼んでしまったという経験はないでしょうか?
クリーニングも一緒です。ブラウス1枚だけを出そうと思っても、「どうせ取りに来てくれるのなら、このスーツも出しちゃおうかな」と追加で出してくれることが多くなるのです。もちろん、「ご一緒にポテトはいかがですか?」と聞かなければお客様は追加注文してくれませんので、「スーツを出してくださった方にはアクア洗浄を無料プレゼント」などの、チラシでのお声掛けも必要となります。

クリーニング店の競合は、お客様が財布を開く全ての店舗・サービスです。他業界がどのようにしてお客様に財布を開いてもらっているかを徹底研究して、リストラ対象にならないようにしていきましょう。

クリーニング店経営に役立つ資料を無料ダウンロード

クリーニング店を経営されている方、これから独立をお考えの方に向けて、様々な参考資料を無料で提供しております。

ページの先頭へ