クリーニング店経営のヒント

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クリーニング店は時間帯別来店人数・売上高を分析する

街中にあるクリーニング店の閉店告知を見ると、「ああ、ここも閉店か。明日は我が身だろうか」と不安を感じられる方も多いはずです。近隣に大手クリーニングチェーン店が開店した、近所にある大企業の支店が移転し、ホワイトカラーを町で見かけなくなってしまったなど、不安要素をあげるときりがないことでしょう。

実際に年間売上高を見てみると、3年前が1,800万円、2年前は1,600万円、そして昨年は1,500万円、今年はさらに下がる見込みだ、でも、挽回策は全く考えつかない、というクリーニング店も多いのではないでしょうか。

でも、手をこまねいているわけにはいきません。再び売上・利益を伸ばすためには、「現状把握・問題点抽出・対策立案」という改善のサイクルを回していくしかないのです。

自店の状況を把握する

売上を伸ばすために必ず行っていただきたいのは、自店の「時間帯別来店人数・売上高」を分析するという現状把握です。例えば朝8時から夜20時まで、12時間営業で頑張っている店があるとしましょう。この店の分析を行うと、お客様のご来店は午前8時から9時、16時から17時、19時30分から20時に集中していることが分かりました。

店舗側の姿勢として、「12時間ずっと店を開けておくことで、お客様がいつでもご来店いただけるようにしている」というのは素晴らしいのですが、実はアイドルタイム(暇な時間帯)にも時給スタッフの人件費がずっと発生して経営を圧迫している、というのも事実です。

対策を考える際には仮説が必要です。「特に朝と晩にお客様が集中しているのなら、もう1時間ずつ営業時間を伸ばしたら売上が伸びるのではないか?」「朝晩の営業時間を伸ばす代わりに、お客様が来ない日中は店を閉めることで人件費を削減できるのではないか?」というものです。

実際に、会社勤めの方が出勤前に駅前の店にクリーニングを出そうとしたならば、朝8時からのオープンでは間に合いません。また、仕事帰りに引き取りを、と思っても地元の駅に着くのはこれまた20時以降になり、平日はクリーニングを出すことも引き取ることもできない、というのがお客様の現状なのです。

日中2~3時間の休憩を取り、その分を朝と晩の営業時間延長に回す。これだけで、企業勤めの方の利便性が高まり、ご来店人数・売上ともに増えていくことでしょう。

常連のお客様にはデリバリーも行う

常連のお客様には「引き取り・配達」のデリバリーサービスを行うこともおすすめします。平日は仕事でクリーニング店に行けないが、土日は家族と出かけたいため、やはりクリーニング店には行けない。ならば多少高くてもネットクリーニングに出してしまおう、というお客様が急激に増えています。

デリバリーニーズはお客様に確実にありますので、例えば朝7時からと夜21時から30分間、近隣のお客様宅を回り、クリーニングの引き取りと配達を行ってしまうのです。お客様とお会いせずに洗濯物の授受を行う場合は、月に1回清算を行います。未回収が怖いようでしたら、デポジット(預り金)を設定しておけば問題がないはずです。

いかがでしょうか?飲食店やアパレル、商業施設など、お客様を迎え入れる店舗を経営している他業種の方々は、時間帯別来店人数・売上高を計算し、対策を行うことなどは当然のように行われています。

少し厳しい言い方になりますが、クリーニング店も従来のように「自分たちの都合で開店時間を決める」のではなく、「お客様の都合・ニーズに合わせて開店時間を変更する」という経営改革が必要かと思われます。

ぜひ、現状把握・問題点抽出・対策立案という改善のサイクルを回し、数年前、さらには過去最高の売上を上げられるように経営改革を行っていきましょう!

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