独立開業への道

~これだけは知っておきたいサロン開業のポイント~

第4回金融機関の選択~初めての融資、どこで受ける?~

サロンをオープンするにあたって必要な資金が、全て自分の貯金や協力者からの資金提供だけで工面できるのであれば、融資を受ける必要はありません。
しかし、希望物件の契約金や内装、シャンプー台などの工事費用、美容機器、備品の購入費用に運転資金等…。最低でも1,500万円前後必要なサロンの開業資金を個人の力のみで確保するのは至難の業。
個人の力だけでは工面できない部分を補うため、開業の際には金融機関等から融資を受けることとなります。融資先によって、返済期間や利息の金額など、条件が異なりますので、 融資=借金 をどこから受けるかが大切になります。

(1)日本政策金融公庫

財務省所轄の日本政策金融公庫は政府系金融機関であり、国の政策の下、様々な体系の融資を実行しています。「創業計画書を作成しよう!」で作成した創業計画書を提出することで、有利な条件での融資を受けることができます。

創業時の融資制度

「中小企業経営力強化資金」

 …
外部専門家(税理士等)による経営支援と日本政策金融公庫による金融支援を一体で行う制度。専門家とともに創業計画書を作成し、計画達成のための経営支援を専門家が行う。

「新創業融資制度」

 …
創業、または創業後間もない方で、雇用創出、経済活性化等のための事業を行う方のための融資制度。

(注)その他融資制度の適用を受けるための条件があります。また、政策により融資制度が変更となる場合があります。融資検討の際は、お気軽に当事務所へご相談ください!

メリット

 ・創業融資制度により、有利な条件での融資が受けられる。

 ・信用保証協会への保証料支払、物的担保の必要がない。

(2)信用金庫・信用組合各社

信用金庫は、中小企業や地域住民のための協同組織による金融機関、信用組合は組合員の相互扶助を目的とする金融機関です。どちらも基本的には出資(入会金)を支払って会員になることにより、融資を受けることが可能となります。
国や地方公共団体の制度を利用した融資も取り扱っており、有利な条件や、支払利息、保証料の補助が受けられる場合もありますが、開業時に信用金庫、信用組合から借りるためには信用保証協会の保証決定が必須となります。
保証決定には1か月以上かかることもあり、また、保証料の支払いが発生するため、時間とコストの面で負担があります。

メリット

 ・地域の制度融資により有利な条件での融資が受けられる可能性がある。

 ・地域密着型のため、親身なサービスを受けることができる。

デメリット

 ・信用保証協会の保証決定に時間がかかる。

 ・保証料の支払いがある。条件によっては物的担保の提供を求められる可能性がある。

(3)メガバンク・都市銀行・地方銀行

銀行は、国民大衆のために金融の円滑化を図ることを目的とする金融機関であり、日本政策金融公庫や信用金庫、信用組合と異なり、営利(設けること)を目的とした「会社」です。
そのため、融資についてもシビアです。地域密着型の地方銀行であれば、可能性はありますが、基本的に開業当初の資金も信用も実績もない状態ではまず融資は受けられません。

メリット

 ・大口の融資をプロパー(物的担保なし)で受けることが可能。

 ・利率は銀行の規模が大きくなるほど低くなる。

デメリット

 ・開業時に融資を受けることはほぼ不可能。(信用保証協会の保証があれば可能)

以上より、開業時には融資に対してのデメリットやリスクが少ない日本政策金融公庫からの借入れがベストです!

開業予定の方、創業計画書を作りたい方は税理士法人西川会計へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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