ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第2回経営計画をベースに立てる利益計画

サロンにとって利益がなぜ必要なのでしょうか?何の目的もなく利益を出すことは困難です。そのためにサロン経営の目的(経営理念)を持ち、それを実現するために必要な資金を具体化することで利益計画が現実化されていきます。

1.
経営計画とは
経営計画とは、今後サロンを「どのように発展させていくか」をイメージして、その実現のためにすべきことを決めていくことです。
例えば、「地域密着型で地域に貢献できる会社にする」というのがオーナーの思い(経営理念)だとするならば、その思いを達成するための手始めとして、同じ地域に支店を出店していくといったもので良いわけです。その出店したい支店のイメージし、「どのような店舗を出店したいのか」を考え、そのために何を準備していくべきかをまとめていったものが経営計画となります。
2.
利益計画とは
利益計画とは、経営理念を達成するための経営計画を現実にするために収入とコスト(経費)を計画にすることです。
例えば「現在の店舗が〇〇駅西口にあるので、3年後には東口に20坪位の店を出店したい。」というようにイメージした場合、東口に20坪の店を出店する際の家賃・保証金の相場はいくらくらいなのか調べ、出店するために必要な資金はいくらなのかを考えていきます。すると、出店までにどれくらいのお金を貯めていかなければいけないかが明確になり、目標とする利益(儲け)も決まってきます。その利益を出すために、目標とする売上はどれくらいか、経費で削減できるものはないか、といった収入とコストを計画したものを利益計画と呼んでいきます。

例1

3年後に〇〇駅東口に支店を出店したい
面積20坪(相場坪単価15,000円)家賃30万円 保証金相場家賃の6か月180万
初期投資金額の内、運転資金の一部は、自己資金で補いたい。
内装設備は全額借入を予定している

<必要資金>
①保証金家賃300,000円×6カ月分=1,800,000円、
②運転資金一部1,200,000円
③①+②=3,000,000円

3年間で3,000,000円を貯めるためには、年間1,000,000円貯めなくてはいけません。ただし、利益を出して税金を支払った残りが資金となるわけですから、必要となる利益は年間100万円では足りません。では、年間100万円を貯めるためにはいくらの利益が必要になるでしょう。

実効税率29.97%(2016年度実効税率 法人の場合)
1年間で貯める資金1,000,000円÷(1-実効税率29.97%)=1年間利益1,427,960円
1年間の利益÷12か月≒月平均利益118,997円

経営計画を達成するためには、3年間で300万円の資金を貯めなくてはいけません。そのために年間100万円の資金が貯まる「利益計画」を立てることとなります。

今回説明部分

経営計画=経営理念を達成するための計画  →  利益計画=経営計画を達成するための計画

次回説明部分

売上目標=利益計画を達成するための目標  →  行動計画=売上目標を達成するための計画

次回は利益計画をもとに売上目標を立て行動計画に落とし込む方法を説明いたします。
次回テーマ「売上目標をベースに立てる行動計画」

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

ページの先頭へ