ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第4回試算表を理解しサロン経営に活用しよう~損益計算書~

損益計算書は、サロンの一年間の収支を示す財務諸表です。経営判断をするのに重要な5つの利益について説明いたします。

損益計算書(収益-費用=利益)

(1)売上総利益(売上高-売上原価=売上総利益)

いわゆる粗利益と言われ、基本的なサロンの収益力を示します。
この利益は経営の根幹の利益となります。

サロンの経営ではこの利益率が90%を超えることが通常です。もし90%を切るようであれば、技術材料の使い過ぎ、商品の仕入れが高い等が考えられ、材料の無駄遣いをなくす等の改善をする必要があります。

※商品売上が技術売上に対し非常に多い場合等は通常でも90%を切る場合もあります。

◎売上高

技術の提供をしたり、店販商品の販売したりというように、サロンの主たる営業活動から発する収益です。
具体的科目:技術売上高、商品売上高

◎売上原価

売上高に対応する原価です。技術材料仕入・商品仕入に棚卸を加味した金額です。
※「期首材料・商品棚卸高」+「材料・商品仕入額」-「期末(当月末)材料・商品棚卸高」=売上原価

(2)営業利益(売上総利益-販売費及び一般管理費)

主たるサロンワークで稼いだ利益を示します。

この利益が少ない場合は固定費の見直しが必要です。給与規定を見直したり、家賃の値下げ交渉をする等、経費の削減の検討をして下さい。

◎販売費及び一般管理費

通常のサロンの営業活動や店舗管理維持等に係る費用を言います。

具体的科目:役員報酬、従業員給与、法定福利費(会社負担社会保険)、地代家賃(店舗家賃・駐車場)、水道光熱費(電気・ガス・水道)

3)経常利益(営業利益+営業外収益-営業外費用)

経常的なサロンワーク以外の活動から生じた利益を示します

この利益を多くするには、金融機関から融資を受ける場合、市区町村の制度融資を使うなど借入金利子の金利をなるべく低く抑えることです。

◎営業外収益

サロンワーク以外から発生した収益

具体的科目:受取利息(預金利息)、受取配当金(出資金配当)、雑収入等

◎営業外費用

サロンワーク以外に要した費用

具体的科目:支払利息(借入金利息)、雑損失(現金過不足)

4)税引前当期純利益(経常利益+特別利益-特別損失)

最終的な税金を控除する前の利益を示します

◎特別利益

サロンワーク以外で臨時的に発生した収益

具体的科目:固定資産売却益(車両等の売却で発生した利益)

◎特別損失

サロンワーク以外で臨時的に発生した費用

具体的科目:固定資産除却損(簿価の残っている固定資産税を廃棄した場合)

5)当期純利益(税引前当期純利益-法人税等)

最終的な利益を示します

◎法人税等

利益に課税される法人税、住民税、事業税等


サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

ページの先頭へ