ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第18回損益分岐点売上高とは

1.損益分岐点売上高

損益分岐点売上高とは、利益がゼロになるための売上高のことを言います。
計算式 固定費÷限界利益率=損益分岐点売上高

1)
固定費
固定費とは売上の増減に関係なく支出する費用
つまり、売上が全く無くてもかかってしまう費用のことです。
例:
店舗家賃、通勤交通費、リース料、衛生費、サービス費、役員報酬、スタッフ給与の固定分、水道光熱費基本料金、会費、顧問料等
2)
限界利益率
限界利益率とは、管理会計の用語で一般の財務諸表には表示されません。
美容室では会計上の言葉でいうと売上総利益率(粗利益率)に最も近いものです。
計算式 (売上高―変動費)÷売上高=限界利益
3)
変動費
変動費とは売上の増減に応じて変動する費用
つまり、売上が無ければかからない費用のことです。
例:
売上原価(技術材料費、店販商品原価)、技術売上歩合給与、店販手当、水道光熱費変動分等
※一般的には売上原価のみを変動費とすることが主流です。

2.損益分岐点売上高計算例

1)
売上高250万円
2)
売上原価25万円
3)
固定費(234万円)
人件費150万円+店舗家賃25万円+広告宣伝費10万円+消耗品費10万円
+減価償却費10万円+その他固定費29万円
4)
限界利益率
(売上250万円-売上原価25万円)÷売上高250万円=90%
5)
損益分岐点売上高
固定費234万円÷限界利益率90%=損益分岐点売上高260万円

3.目標売上高

1)
計算式(固定費-減価償却費+借入返済元金+将来必要資金)÷限界利益率=目標売上高
注:納税は考慮していません。
損益分岐点売上高は管理会計上の指標で、キャッシュフローでトントンになる数字ではありません。
例えば借入返済元金より減価償却費が少ない場合にはキャッシュフローがマイナスとなります。
将来に向けた資金を貯めるためには、キャッシュフローも考慮して考える必要があります。
また、売上の目標を達成するには、客数を何人増やさなくてはいけないか、客単価をいくら上げなくてはいけないか具体的な戦略を立てることが必要です。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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