ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第19回粗利とは?

1.粗利(売上総利益)

粗利とは、一般的に売上総利益のことを言います。
計算式:売上総利益=売上高-売上原価
売上総利益は、サロンの経営で最も重要な利益源泉を表すものです。

2.売上総利益率(粗利率)

売上総利益を売上高で割ると売上総利益率(粗利率)が算出されます。
計算式:売上総利益率(粗利率)%=売上総利益(粗利)÷売上高×100
サロンの平均的な売上総利益率(粗利率)は89%です。
☆税理士法人西川会計美容白書2016参照

3.売上総利益(粗利)を多くするには

売上総利益(粗利)を多くするには、サロンの売上原価の正しい割合を調べることです。カットがメインのサロンであれば原価(材料)が少なくて済みますし、店販(商品)の売上が多いのであれば原価は高くなります。
売上の対する正しい原価が分かれば、材料の無駄遣いや店販商品の紛失等があった場合でも把握しやすくなり、最小限の原価で最大限の売上を上げることができます。
計算式:売上原価=期首棚卸(月初棚卸)+材料・商品仕入-期末棚卸(月末棚卸)

4.売上原価を減らすためには

まずは在庫管理をきちんとすることです。
毎月実地棚卸をして、帳簿棚卸と比較し、その差額を把握することで在庫管理の重要性が分かります。
※実地棚卸=実際の在庫の数量を数えることです。
※帳簿棚卸=入庫出庫を確認し帳簿上であるべき在庫を計算することです。
材料の無駄遣いを無くすことです。
カルテを正確に記入し、お客様のカラー剤の分量を作りすぎないようにする等のチェックをすることです。

5.棚卸をする場合の基準

棚卸をする場合、材料・商品の数える基準を決めなくてはなりません。

実地棚卸の場合は、残っている材料の残量を1/4単位で把握をする等基準を決める
帳簿棚卸の場合は、材料出庫の基準(すべて消費したら出庫等)を決める

6.棚卸の効果

毎月棚卸をすることで下記のような効果が得られます。

動いていない在庫が把握できる
売れ筋商品が把握できる
紛失・盗難が把握できる
材料の使い過ぎが分かる
陳腐化している在庫が処分できる
スタッフの原価意識が高まる

7.利益の確保

サロンの利益を確保する源泉は、売上総利益(粗利)になります。
売上原価が1%上がるだけでも相当な損失を被ります。
例えば、年間売上が5,000万円のサロンの場合、1%売上原価が上がるだけで50万円の経費が増えることになるのです。逆に1%売上原価が下がれば50万円の利益が増えることになります。日々スタッフに原価を意識させることにより、大きな利益確保につながるのです。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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