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- 第19回:粗利とは?
ビギナーオーナーのためのサロン計数管理
粗利とは、一般的に売上総利益のことを言います。
計算式:売上総利益=売上高-売上原価
売上総利益は、サロンの経営で最も重要な利益源泉を表すものです。
売上総利益を売上高で割ると売上総利益率(粗利率)が算出されます。
計算式:売上総利益率(粗利率)%=売上総利益(粗利)÷売上高×100
サロンの平均的な売上総利益率(粗利率)は89%です。
☆税理士法人西川会計美容白書2016参照
売上総利益(粗利)を多くするには、サロンの売上原価の正しい割合を調べることです。カットがメインのサロンであれば原価(材料)が少なくて済みますし、店販(商品)の売上が多いのであれば原価は高くなります。
売上の対する正しい原価が分かれば、材料の無駄遣いや店販商品の紛失等があった場合でも把握しやすくなり、最小限の原価で最大限の売上を上げることができます。
計算式:売上原価=期首棚卸(月初棚卸)+材料・商品仕入-期末棚卸(月末棚卸)
棚卸をする場合、材料・商品の数える基準を決めなくてはなりません。
毎月棚卸をすることで下記のような効果が得られます。
サロンの利益を確保する源泉は、売上総利益(粗利)になります。
売上原価が1%上がるだけでも相当な損失を被ります。
例えば、年間売上が5,000万円のサロンの場合、1%売上原価が上がるだけで50万円の経費が増えることになるのです。逆に1%売上原価が下がれば50万円の利益が増えることになります。日々スタッフに原価を意識させることにより、大きな利益確保につながるのです。
サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。