ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第20回労働分配率と人件費

労働分配率とは、付加価値額(※1)のうち人件費(※2)の占める割合のことです。
この割合を求めることによって適正な人件費を知ることができます。
計算式:人件費÷付加価値額=労働分配率

サロンの平均値は52.9%です。(美容白書2016 税理士法人西川会計 理美容統計データ参照)
※1 付加価値額とは、商品の仕入額に利益を付加して販売するときの利益の額を言います。つまり売上から売上原価を引いた売上総利益(粗利)と同じと考えていただければ良いと思います。
※2 人件費とは、給与賞与だけではなく「法定福利費(社会保険料等)」「厚生費」も含みます。

1.労働分配率は低いほうが良いのか、高いほうが良いのか

労働分配率は低いほうが良いと言われています。しかし年々最低賃金も上がり、労働人口も少なくなっている昨今、労働分配率が上がることはあっても下げることはなかなか難しいと思います。また、社員のモチベーションを維持するには給与を減額することはできません。

2.どうすれば、労働分配率が低くできるのか

労働分配率を下げるには、人件費を下げるか付加価値額(売上総利益)を上げるしかありません。人件費を下げることはなかなか難しいことですが給与規定を見直する等でスタッフのモチベーションが上げる必要があります。
また、付加価値額(売上総利益)を上げられるように努力をすることも必要です。

3.付加価値額(売上総利益)を上げるためには

付加価値額(売上総利益)を上げるためには、売上を増加させるか売上原価を下げるしかありません。売上原価を下げる方法については「第19回ビギナーオーナーのためのサロン計数管理 粗利とは?」を参照してください。
また、売上を増加させる方法については「第16回・17回ビギナーオーナーのためのサロン計数管理 売上を分析する方法(サロン編お客様編)」を参照してください。

4.労働分配率は低く、一人あたりの人件費は高く

一見矛盾しているように聞こえますが、労働分配率を低くして一人当たりの人件費を高くするがベストな経営なのです。労働分配率を低くするために付加価値額(売上総利益)を増やすことにより、人件費を多く支払うことができるという仕組みです。
つまり付加価値額(売上総利益)を増やすことにより、スタッフにより良い労働環境を与えることができ、サロンの経営も安定していくことになるのです。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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