ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第23回サロンの経費

サロンでは、カットやカラーなどの「技術代」や、シャンプーやワックスなどの「商品代」が売上として計上されます。売上を上げる為にかかるさまざまな費用のことを「経費」といいます。

1.経費になるものとならないもの

経費とはあくまで「仕入以外で、“事業(サロン運営)”に用いた費用」のことですから、当たり前のことですが、公私混同は絶対にNGです!

一方、経費にならない支出とは「サロン経営とは関係のない支出のこと」です。個人事業者の場合、サロンとしての支出をオーナー自身の生活費と混同してしまいがちですが、当然ながら「生活費はいくら使っても経費にならない」ということを忘れないでください。

例)
①オーナーの生活費【生活費(自宅家賃・食費・子供の教育費)、医療費など】
②オーナーの税金【所得税・住民税、延滞税・罰金など】
③オーナーの保険料【国民年金、国民健康保険料(美容国保も同様)、生命保険、小規模共済など】

2.経費一覧表

科目名 科目の内容
旅費交通費 通勤費、出張費、営業上必要なタクシー・バス・電車・駐車場代等
広告宣伝費 チラシ・DMの購入・チラシ印刷代、広告料、HP作成料等
研究費 研修、講習会参加費、研究用図書・雑誌、練習用で使った材料費等
衛生費 店舗を衛生的に保つための費用等
支払手数料 振込手数料、クレジットカード手数料等
サービス費 お菓子代、飲み物代等、お客様の為に要した費用
車両関係費 ガソリン代、その他会社名義の自動車に係る経費
修繕費 修理費用、車検に係る整備費用等
通信費 電話代(携帯電話代)、ハガキ代、郵送代等
水道光熱費 電気・ガス・水道代
租税公課 サロンにかかる税金の支払(印紙、固定資産税等)
会議費 スタッフとの(業務上)ミーティング、取引先との打ち合せ等
接待交際費 取引先など社外の人(売上につながる相手)への接待費用
保険料 火災保険料、生命保険料等
備品消耗品費 椅子、テーブル、ロット・ゴム等の備品代、文房具等の事務用消耗品等
諸会費 組合費、商店会費等
リース料 リース契約に係る月々の支払金額
雑費 上記に含まれない費用(なるべく使用しない)
役員報酬 代表取締役・取締役・監査役の報酬
従業員給与 スタッフの給料
従業員賞与 スタッフの賞与
雑給料 アルバイト・パートタイマーの給料、撮影用モデルの給料等を含む
法定福利費 社会保険料、労働保険料
厚生費 スタッフの福利厚生を目的とした費用

3.個人事業主が使える「事業主勘定」は特別な科目

個人事業主が帳簿を付ける上で、どうしても個人的支出がでてきてしまうことがあります。その時は「事業主貸」・「事業主借」という科目を使って記帳してください。

1)
事業主勘定を区分する
①事業主貸:サロンのお金を「事業とは関係ないことで支払った場合」に使う勘定科目です。
②事業主借:主に、お店に個人の資金を入金した場合に使います。

例えば、事業主が生活費等として預金から引き出した場合、使用する勘定科目は、「事業主貸」として処理してください。これで、オーナーにサロンのお金を「貸した」ことになります。
「事業主貸」から「事業主借」を差し引いた金額が、オーナーがサロンの経営によって得た給料の金額に近いと考えられます。

次回は、重要な勘定科目について紹介します。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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