ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第25回サロンの経費(販売促進費)

理美容業の「販売促進費」とは、お客様にサロンで扱う商品やサービスを購入していただくために、サロンを広く一般の不特定多数の人に宣伝するための費用、売上をつくるための費用のことをいいます。

「広告宣伝費」や「サービス費」などは、売上を上げるために欠かせない費用です。販売促進費はその効果をつかみづらいので、しっかりと管理をして売上と対比をすることが必要です。

1.広告宣伝費

用途・ターゲットによって様々な媒体があります。
売上に直接つながってくるものとして、ホームページ、携帯サイト作成代・メンテナンス料、DM郵送切手代、チラシ・リーフ作成代、新聞折込費、フリーペーパー・地域紙への掲載費、サロン名入りノベルティグッズなどがあげられます。
そして、売上を作り出すのにもっとも大切な人材募集のための「広告費」もこれに該当します。(人材募集の費用は、“広告費”と“求人費”で科目を分けて、別々に管理なさることをおすすめします。)
決算間際の支払には注意が必要です。「広告宣伝費」は実際に掲載されたときに経費となります。1年分の前払や、「掲載の時期は2年間好きな時を選択ができる」などで、毎月支払だけが先行していることはないですか?費用となるのは「掲載した月の料金分のみ」ですので、発行されていない未掲載分については、前払費用として処理します。

2.サービス費

お客様にサロンでの時間を快適に過ごしていただくための費用です。
雑誌、飲み物、お菓子、有線等店内用の音楽、お花、ポイント交換の商品代などが該当します。特別なお客様への贈り物等は、「接待交際費」という科目を使用します。

3.衛生費

サロンを清潔に保つための費用。洗剤、トイレットペーパー、業者へ依頼した店内清掃費、レンタルマット代・モップ代などが該当します。

4.研究費・研修費

売上を作り出すためには、お客様より早く最新のトレンドをつかみ、提供していくことが必要です。また、他店との差別化の為にもスタッフの教育が重要になってきます。
そのための「研究費」や「研修費」は費用として認められています。
以下のような費用が「研究費」「研修費」に該当します。

※注意点
  1. 研修費・研究費の記録をきちんと残そう!

    研修は行ったままにならないように、報告書の提出を義務づけましょう。
    せっかく学んだことも、自分のものとして身につけられなければ意味がありません。内容の再確認・整理のために記録を残すようにしましょう。
    また、研修などが的外れなものにならないように、スタッフと一緒に年間の研修スケジュールを立てましょう。
    スタッフのモチベーションを上げるためコンテストへの参加も効果的です。
    通常の技術講習だけでなく、このような参加費用も研修費と考えられます。

    サロンに講師を招いて講習を行っている場合や、参加者へ講習費用の一部負担を求めている場合には特に参加者・人数を記録し、研修内容のわかるテキスト等を保管するようにします。
    他店の視察に行った場合も、しっかり報告書などの記録を残しましょう。
    これがない場合、税務調査で社長や従業員の個人分とみなされてしまう可能性もありますのでご注意ください。

    海外研修等については、税務署が必ず見るところです。主催者や旅行会社からの工程表と参加者名簿を必ず保管してください。
    「遊び時間」や「社員の家族参加」等がある場合はサロン経費と個人分に分けて計上しなければいけません。

  2. ヘアショーに係る費用
    ヘアショーに参加するための費用では以下の2点に注意しましょう。
    (1)
    モデル代…外部へ依頼し支払をする際には、領収書へ住所・氏名を記入してもらうこと。
    (2)
    衣装代 …ヘアショーに必要なものは経費として認められますが、私物の購入と見られないよう、特に高額なものはヘアショー終了後の管理に注意しましょう。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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