ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第30回サロンの経費(保険料)生命保険編

サロンで経費になる保険には、損害保険と生命保険に分かれます。
今回は生命保険についてお話します。

生命保険

生命保険の種類としてはおもに定期保険と医療保険になります。
※各保険会社で保障内容が違いますのでご確認ください。

1.
個人事業の場合
スタッフ全員加入が条件で退職金を目的とした定期保険で経費になるものがありますが、基本的には必要経費になる生命保険はありません。
しかし、事業所得の必要経費にはなりませんが所得控除になる生命保険があります。
1)
生命保険料控除
支払保険料の区分 年間の支払保険料等 生命保険料控除額
一般の生命保険 ①新生命保険料を支払った場合 20,000円以下の場合 支払った保険料の全額
20,000円を超え40,000円以下の場合 支払った保険料×1/2+10,000円
40,000円を超え80,000円以下の場合 支払った保険料×1/4+20,000円
80,000円を超える場合 40,000円
②旧生命保険料を支払った場合 25,000円以下の場合 支払った保険料の全額
25,000円を超え50,000円以下の場合 支払った保険料×1/2+12,500円
50,000円を超え100,000円以下の場合 支払った保険料×1/4+25,000円
100,000円を超える場合 50,000円
③新生命保険料及び旧生命保険料を支払った場合 ①により計算した金額(最高4万円)、②により計算した金額(最高5万円)又は①及び②により計算した金額の合計額(最高4万円)のいずれかを選択
介護医療保険料 介護医療保険料を支払った場合 20,000円以下の場合 支払った保険料の全額
20,000円を超え40,000円以下の場合 支払った保険料×1/2+10,000円
40,000円を超え80,000円以下の場合 支払った保険料×1/4+20,000円
80,000円を超える場合 40,000円
個人年金保険 ①新個人年金保険料を支払った場合 20,000円以下の場合 支払った保険料の全額
20,000円を超え40,000円以下の場合 支払った保険料×1/2+10,000円
40,000円を超え80,000円以下の場合 支払った保険料×1/4+20,000円
80,000円を超える場合 40,000円
②旧個人年金保険料を支払った場合 25,000円以下の場合 支払った保険料の全額
25,000円を超え50,000円以下の場合 支払った保険料×1/2+12,500円
50,000円を超え100,000円以下の場合 支払った保険料×1/4+25,000円
100,000円を超える場合 50,000円
③新個人年金保険料及び旧年金保険料を支払った場合 ①により計算した金額(最高4万円)、②により計算した金額(最高5万円)又は①及び②により計算した金額の合計額(最高4万円)のいずれかを選択
2)
小規模企業共済
小規模企業共済は生命保険とは、性質が違いますが掛け金が所得控除できます。
小規模企業者(個人、法人問わず)の退職金の積み立てです。
2.
法人の場合
法人の場合、経費になる生命保険の種類がたくさんあります。
契約で気を付けなくてはならないことは、基本的に契約者と受取人が法人でなければ経費にならないことです。
1)
定期保険
定期保険で基本掛け捨てのものは全額経費になります。
※契約期間が長いもので返戻率が高いものは一部経費にならないものがあります。
定期保険の中でも、死亡、3大疾病、就労不能障害等保険金支給対象が異なります。
2)
医療保険
入院、手術等をした場合に保険金が支払われる保険で基本は経費になります。
しかし、終身タイプ(一生保障)のうち60歳で保険料を払い済みしている場合は積立型なので経費にはなりません。

基本的な考えは、掛け捨てタイプの生命保険は経費になり、積立型(解約返戻金が多い等)は経費にならないと考えればよいでしょう。詳しくは専門家にお尋ねください。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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