ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第37回経営計画を立てよう!(数字への落とし込み)

1.策定した行動計画を数字計画に落とし込みましょう!

数字計画に落とし込む作業は、利益を構成する要素がポイントとなります。

利益には4つの要素があります。

単価(売上)
客数(売上)
変動費(材料費・店販仕入)
固定費(人件費・広告宣伝費・家賃等)

以上の①~④のポイントと1で作成した具体的対策を数字計画に落とし込みましょう。
数字計画に落とし込むことで具体的対策の予想される効果を予測することが出来ます。
具体的対策を実行すると改善前と改善後で数字が下記のように影響します。

例 セット面 6席

  改善前 構成比 改善後 構成比
売上 3,000万円 100% 3,600万円 100%
内訳 単価 6,000円   8,000円  
   客数 5,000人   3,750人  
売上原価 300万円 10% 360万円 10%
人件費 1,650万円 55% 1,800万円 50%
アシスタント・
スタイリスト
アシスタント  3人
スタイリスト  3人
  アシスタント  2人
スタイリスト  4人
 
広告費 450万円 15% 300万円 8.4%
その他経費 570万円 19% 600万円 16.6%
利益 30万円 1% 540万円 15%

売上計画
広告費の減少 450万→300万
客数の減少 5,000人→3,750人
単価の上昇 6,000円→8,000円

教育・計画
人件費の売上構成比の減少 55%→50%

資金計画
その他経費(減価償却費)の増加 570万→600万

具体的対策を実行し、売上・教育・資金計画を実行することによって改善前と比べて利益が510万円に増加することが予想されます。
前回説明をしたプロセスを数字に落とし込むことで経営計画が完成します。
そして経営計画は作って終わることなく、これからの経営の指標として活用しましょう。1年間・月・週・日の実際の成績と経営計画を対比することで具体的対策の効果が確認出来ます。
マイナスにずれたときは、具体的対策についてもう一度考えなおしてみるか、新たに問題・課題が発生していないか確認しましょう。
プラスにずれたときは、自分でも気づかなかった強みを探り、その強みを今度は意識的に生かす手立てを計画し、実行しましょう。

2.経営計画をオーナーだけで策定することが難しい場合は?

オーナーが経営計画を作成し、実行に移せることが理想ですが、いざ計画を作ろうとしてもオーナーひとりではとても大変ですし迷ってしまいがちです。そのような時は外部の専門家の力を借りることを手段の一つとして考えてみてもいかがでしょうか?
数字計画の作成においては会計事務所や経営コンサルタントに協力してもらい、外部機関にチェックや意見を依頼することは経営計画の根拠をより確かにすることに役立つと思います。
また金融機関等外部に向けて発信するときに作成した計画の担保となる存在にもなります。
経営計画とは「経営上の問題・課題を示したうえで、今何をすべきかを明確にする」ことです。
策定することによって、会社が今何をすべきかがきっと明確になることでしょう。

サロンの計数管理は 税理士法人西川会計 へご相談下さい。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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