ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第39回経営計画を立てよう!(スタッフ行動計画)

経営計画を実現させるためには実行計画が必要です。
経営計画を基に実行計画を立てスタッフ一人ひとりがどのように行動すれば良いかを具体的に示してあげることです。
経営計画を基にスタッフの行動計画を立てましょう。

Ⅰ.売上計画

1.
客単価を上げるための計画を立てる
1)
既存のお客様に新メニューをすすめる
担当するすべてのお客様カルテを基に、そのお客様にどのようなメニューをすすめるか事前に決めておきましょう。予習をすることにより来店時にスムーズなアプローチが出来ます。
2)
客単価目標を立てる
既存のお客様に新しいメニューをすすめることによりどのくらい客単価がアップするか計算しましょう。お客様へのメニューアップで増える客単価を合計し、お客様の数で割りましょう。その金額に現在の客単価をプラスして目標客単価を求めましょう。
2.

客数を増やすための計画を立てる

1)
来店周期を縮める計画を立てる
来店周期を縮めることにより、年間の来店回数が増えます。例えば2が月周期  のお客様の来店周期を半月縮めることのより、年6回から年8回の来店周期になり2回も増えます。どのお客様の来店周期をどのくらい縮め、来店回数をどのくらい増やすか計画をたてましょう。また、来店周期を縮めるために次回スタイル提案方法の工夫等の仕掛けも必要となります。
2)
リピート率を増やす計画を立てる
新規のお客様、来店2回目のお客様、3回以上のお客様等、お客様ごとに個別に目標を立てましょう。新規のお客様は○○%、2回目のお客様は○○%、3回目のお客様は○○%というように立てます。新規のお客様を10名担当し、リピート率が50%だった場合、5名のお客様が2回目の来店をします。そのお客様のリピート率が80%だった場合4名のお客様が3回目の来店をします。そのお客様のリピート率が90%だった場合3.6人のお客様が4回目の来店をします。このように毎月入客する新規客の数にリピート率考慮すると増加する客数が計算できます。
3)
失客をしない計画を立てる
現在の失客率が15%だったとします。その15%のお客様は何らかの理由で来店しなくなってしまいました。引越しをしてしまったり、病気で来れなくなってしまったお客様もいるでしょう。しかしすべてのお客様そのようなやむを得ない理由ではないと思います。
やむを得ない理由で失客した以外のお客様は、現状のサービスが料金に見合わなかったということです。少人数のひとから現状の自分を改善するチャンスを頂いたと思い現在のサービスを改善してみましょう。
4)
客数目標を立てる
新規、既存、失客を基に来店客数を計算しましょう。
増加目標+既存客数-失客数=目標客数
3.

目標売上を決めよう
※目標客単価×目標客数=目標売上
目標売上を立てる際は、詳細なお客様分析をした実行計画を基に達成できる自信の持てる目標にしていくことです。

Ⅱ.経費の計画

1.

スタッフが努力できる経費の計画を立てましょう。
スタッフが努力できる経費は限られます。
そのなかで最も重要な経費は、売上原価(材料)です。
カラー剤、シャンプー等の無駄遣いをなくすことです。特にカラー剤は追加で作ることが面倒なので多めに作ってしまっているという現状はないでしょうか。
カルテにカラー剤番号、使用料を記入する等を徹底して無駄遣いを無くしましょう。あるサロンでは、売り上げに対する売上原価が12%でした。無駄遣いを無くす計画を立て10%に改善しました。年間売上が6,000万円だったので年間の経費削減が120万円できました。少しのことでもスタッフ全員で意識して実行することにより、大きな資金を生むことになります。

Ⅲ.分析できる情報(データ)を収集する

現状把握が出来ていないと計画が立てられず、具体的に何をすれば良いか分からなくなり、計画自体が絵に描いた餅になってしまいます。
いろいろな情報を収集することにより、より実現可能な計画になるでしょう。

1.

顧客分析
お客様の年齢、性別、住所、職業、来店日時、来店動機、メニュー等お客様を分析できる資料を収集しましょう。

2.

売上分析
担当者別、メニュー別、客単価別、来店周期別等売上の内容を分析できる資料を収集しましょう。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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