ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第40回計画はどうまわす?PDCA?STPD?

せっかく立てた計画は、1年間のサロン経営の軸にして回していくようにしましょう。
その際に抑えておきたい2つの方法をご紹介します。

1.PDCAサイクル

Plan:計画する
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する

例)売上計画

Plan:まずは目標の売上を決めていきます。サロン全体の目標売上からスタッフの個人売上目標に落とし込んだり、スタッフの個人目標からサロン全体の売上を立てたり、数値計画、行動計画まで作ります。
Do:新規客を増やす為、広告媒体のプランを増やすなど、決めた計画を実行していきます。
Check:毎月や半期に一回など、売上計画が計画通りに実行され目標数値に辿り着いているかを検証します。
必ず差異の分析をするようにし、目標に届いている場合は何が効果あったのか、目標に届いていない場合は行動計画がきちんと実行されていたかなど原因を明らかにしていきます。
Action:分析した内容を踏まえて、より一層に力をいれるところを検証したり、行動計画のアプローチが甘いところはどのようにしたらできるようになるかなどを改善していきます。

①~④の流れを行ったら、また①に戻ります。

PDCAでは、Plan(計画)が先に来ます。お店や店長が目標を決め、スタッフに落としていくなどトップダウンで行いたい時はこちらの方法になりますが、PDCAでは計画を作成する前のプロセスが抜けており、目標数値が理想値であり現状ではとても無理な計画になってしまわないよう注意が必要です。とにかく目標を達成したい!という時にはこの方法を取るのがよいですが、状況が変わった時には、現状判断して計画変更、実行というプロセス遅くなってしまうとも言われています。

サロンでは、スタッフの入退社があったり、競合店が出現したり、新しい広告媒体を見つけたりと刻々と状況が変わってきます。その場に合わせて計画を柔軟に変更していきたいという方にお勧めしたいのが次の方法です。

2.STPDサイクル

See:観察する
Think:考える
Plan:計画する
Do:実行する

例)売上計画

See:第36回 経営計画を立てよう(問題と課題を整理)でもご説明しましたが、一つの広告媒体からの集客数が下がっている(問題)新規客を増加させる(課題)、など計画前には問題となるところ、課題となるところを洗い出して現状をきちんと把握していきます。
Think:広告媒体を増やす為に毎月あといくらかけられるか、媒体だけでなく他の方法はないか、など現状を踏まえた上で今のサロンでできることを考えていきます。
Plan:現状を分析し対策を練ったところで具体的な売上目標や、何をどれくらいするかなどの行動計画に落とし込んでいきます。
Do:立てた計画を実行していき、定期的に①に戻り、現状と目標達成率を観察していき状況判断をしていきます。

STPDでは、See(観察する)が先に来ます。現状の把握を先にしているため、計画が無理な目標値になりづらくなります。ただし、Check:評価する が抜けている為、計画との差異の検証がされませんが、そのプロセスの時間が省かれることで早く小さく回すことできると言われています。
PDCA、STPD、どちらの方法を取っても、問題は改善、課題は達成、こちらの二つは忘れずにそのサロンに合った方法で計画を回して行くのが良いと思います。

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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