ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第44回消費税改正 美容室への影響は?

いよいよ10月1日から、消費税の税率10%がスタートします。
みなさん準備はもうお済みでしょうか?
消費税改正前にサロンで最終確認をしてみましょう。

まずお客様に販売するもので軽減税率8%となる商品です。
基本的に食品のテイクアウトは軽減税率8%となりますので、スムージーやサプリメントの健康食品、ハーブティーなどの販売があるサロンは対象となります。
カフェ併設のサロンでは、イートインは10%、テイクアウトは軽減税率8%となります。
アルコールの提供は、イートインでもテイクアウトでも10%となりますのでご注意ください。

経費の中で、軽減税率が関係するサロンは、消費税課税事業者の中で本則課税制度の計算方法を採用しているところです。
複数の税率を分けて経費として処理する必要がありますので、内容がわかるようレシートを保管するようにしましょう。
経費の決済にクレジットカードを使用しているサロンは、クレジット明細書だけでは税率がわからない可能性もありますので、特に飲食に関係するレシートは一緒に保管をするようにしましょう。

サロンに関係がある軽減税率8%の経費の主な例です。

お客様へ提供する飲み物や飴
ウォーターサーバーのお水代
自動販売機で購入したジュース等
飲食店でテイクアウトした福利厚生の為の飲食代
出前を利用した飲食代(ケータリングは10%となりますのでご注意ください)
新聞の中で週2回以上発行されるもの

税率が10%に改定されることにより、看板なども価格表示も税込みを採用しているところは表示の変更が完了しているかチェックをしましょう。
スタッフへの交通費の支給も、10月分からは10%での金額になりますので、定期代を再度申請してもらうようにしましょう。

2期前の課税売上が1,000万円を超えない為に、消費税は免税事業者であるサロンが、消費税は関係ないから料金の変更はしないままにしようとする場合には注意が必要です。
消費税の免税事業者であっても、材料や家賃、その他の経費は10%に上がってきますので、施術料金を変更しないとサロンの経費負担の割合が増えてしまい、資金繰りを圧迫してしまいます。
消費税を払う必要がないサロンも、今の施術料金を10%に変更することは行っていきましょう。

10月からは、新税率の10%と、食品関係などの軽減税率8%と、以前から継続して契約があるリース料などの旧税率8%の取引が混在していきます。
軽減税率8%と旧税率8%は、税率は一緒でも分けて処理をする必要がありますがなぜでしょうか。
消費税は、国に納める消費税率と地方に納める地方消費税率に分かれています。
10%の場合、その内訳は7.8%と2.2%となります。
軽減税率8%の場合、その内訳は6.24%と1.76%となります。
旧税率8%の場合、その内訳は6.3%と1.7%となります。

豆知識にはなりますが、知識として知っておくと良いかもしれません。

2019年9月

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

ページの先頭へ