ビギナーオーナーのためのサロン計数管理

第48回キャッシュレス消費者還元事業の会計処理方法

2019年10月よりキャッシュレス消費者還元事業が始まりましたが、キャッシュレス決済の種類や決済事業者によって還元方法が様々です。
決済時やポイント還元時の具体的な会計処理についてご紹介します。

1.自身が決済を行った時に受けることができるポイント還元等の還元方法は4つあります。

それぞれの会計処理について見ていきましょう。

決済後、後日ポイントが付与される
電子マネーやクレジットカード等がこちらに該当してきます。
ポイントが付与された場合は、付与された時点で雑収入(不課税)として計上することとなります。
借方 金額 貸方 金額
未収入金(ポイント) 1,000円 雑収入(不課税) 1,000円
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 1,000円 未収入金(ポイント) 1,000円
決済後、後日口座引き落としの時にポイント還元金額が請求書から相殺される
クレジットカード等がこちらに該当してきます。
クレジット明細書などでマイナス表記に還元金額が記載されているものがこちらです。
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 1,000円 普通預金 950円
雑収入(不課税) 50円
決済後、口座にポイント還元金額が振込まれる
デビットカード等がこちらに該当します。
借方 金額 貸方 金額
普通預金 1,000円 雑収入(不課税) 1,000円
決済後、即時にポイント還元される
コンビニ等で商品を購入したときなどがこちらに該当します。
借方 金額 貸方 金額
消耗品費 1,000円 電子マネー等 950円
雑収入(不課税) 50円

キャッシュレス消費者還元事業での還元金額の処理の注意点は、還元金額は購入商品の値引きではないというところです。
こちらについては国税庁より「即時充当に寄るキャッシュレス・消費者還元に係る消費税の仕入税額控除の考え方」が発表されています。

こちらの2点を抑えておくのが良いと思います。

2.お客様が使ったクレジットカード等の決済手数料の補助を受けた場合は以下の通りです。

借方 金額 貸方 金額
売掛金 1,000円 売上 1,000円
借方 金額 貸方 金額
普通預金 980円 売掛金 1,000円
支払手数料 30円 雑収入(不課税) 10円

キャッシュレス消費者還元事業は、2020年6月末までで終了し、2020年9月からはマイナンバーカードを活用したマイナポイント事業が始まります。
マイナンバーカードを持っている方がキャッシュレス決済をした場合、一人当たり最大5,000円のポイント還元を受けられるというものです。
マイナンバーカードの取得申請から交付までは1ヶ月くらいの時間を要してしまい、9月前には申請が殺到する可能性がありますので、またお持ちでない方は早めの申請をおすすめします。

2020年1月

税理士法人 西川会計 プロフィール

サロン経営のプロとしてサロン業界の発展とともに歩んできた、税理士法人西川会計。
事業計画書の作成や開業資金の調達・開業準備のポイントなどサロン経営に 40 年携わってきた実績とノウハウ武器に、サロンの商売繁盛をサポートいたします。

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